Flutterの差別化ポイント
2018年、オープンアプリプラットフォームとして、GoogleがFlutter1.0をリリースしたことで、世界の関心を集めました。これまでAndroidアプリとiOSアプリのコードを別々に書いてきたディベロッパーたちにとって、これは大変嬉しい知らせでした。また、Flutterは高性能なアプリやウィジェット、スムーズなアニメーションの開発などをサポートすることができます。
Flutterはソフトウェアを開発するツール(SDK)の1つで、高性能かつ高再現性なAndroid・iOSのアプリの構築に使用されます。
新たなテクノロジーはそれぞれ独自のメリットを様々な形で持ち合わせています。今回のブログで、Flutterのメリットについて理解を深め、ディベロッパーが重宝するSDKとしての認識を高めていきましょう。
<目次>
- Flutterが差別化される9つのポイント
- Flutter開発人材が必要なら
Flutterが差別化される9つのポイント
1.オープンソースプロジェクト
FlutterはGoogleによって、オープンソースSDKとして開発・リリースされ、モバイルアプリ開発に用いられています。費用は完全無料で、アプリ開発におけるどんな目的でも使用が可能です。他社と異なり、アプリ開発時に非常に多くの無料オプションを提供します。
2.AndroidとiOS向けのコードベース
Flutterは単一のコードベースであり、AndroidとiOSプラットフォームに対応するアプリを開発します。Android向けのMaterial design、iOS向けのCupertinoといったウィジェットを持ち合わせており、このどちらのプラットフォーム上でもアプリ開発が可能になりました。また、変換時の煩雑さも解消されます。FlutterはFuchsiaプラットフォームにも対応し、将来的にこれがAndroidを代替していくという意見は少なくありません。
3.Dart
Flutterの規格はDartで構築されています。これはGoogleによって開発されたプログラミング言語であり、すべてのOSに対応します。Dartは安定して習得しやすく、高拡張性で展開可能という特徴があり、一部のライブラリやツールにも対応しています。
FlutterへDartを使うと、JITコンパイラで開発プロセスを改善することができます。FlutterのDartはそれぞれのプラットフォームへネイティブパフォーマンスを与え、スムーズな移行が可能になったり、60 FPSのアニメーションを提供しています。Dartのライブラリやツールのコレクションにアクセスすることも可能です。
4.Hot Reload
Hot Reload機能にも対応しています。通常、コードの変更にはチェックに数秒要しますが、当機能では変更を行うと、それらが即座に適用されます。その際に、待機やアプリの再起動も不要です。これは、設計者が新機能の追加や修正、アプリのテストを実施する際に役立ちます。
5.ウィジェット
ウィジェットはどのアプリにも必要な機能で、ボタン、メニュー、フォントなどを含みます。スピードや拡張性、カスタマイズ性が求めれるウィジェットですが、Flutterを使えば、アプリ構築時に使用するウィジェットのライブラリーができます。これらのライブラリーはカスタマイズが容易で、スピーディかつ違和感がないという特徴があります。
6.MVP
MVPまたはminimum viable productは、早期に顧客を満足させるために、最低限の機能を搭載した製品です。今後の改善点のフィードバックの受け取りにも使われるため、顧客向けのアプリのMVPが必要な場合はFlutterが最適です。これにより、短時間で顧客向けアプリに関するアイデアを得ることができます。
7.とにかく速い
Flutterは他の既存のプラットフォームより、アプリの開発が速くなるよう設計されています。機能が多く、ディベロッパーたちのプログラミングがよりスピーディで効果的になります。上記で述べたとおり、特にHot Reload機能によってアプリ開発プロセス全体がよりシンプルに、よりスピーディーになります。
また、AndroidやiOSに対応するコードベースとして設計されているため、この2つのプラットフォームでのテストが必須ではなくなり、アプリのテスト時間を短縮することができます。QAにおいても同様に、より素早く、完全にプロセスを強化します。 加えて、Flutterはローエンドデバイス上でも使用できます。ハイスペックなデバイスである必要がなく、設定からコードを書くまで非常に簡単です
8.Native Features
Flutterではカメラ、地理情報、他のネイティブアプリと同様なアプリなど、デバイスのオリジナル機能へのアクセスが可能になります。ただ、これらの機能はネイティブ言語で組み合わせることができます。
9.正式サポート
FlutterはGoogleによって開発・リリースされたため、サポートコミュニティについては述べるまでもありません。Flutterは強力なチームと1000以上のデベロッパーのコミュニティによってサポートされ、常に改善が進められています。
Flutter開発人材が必要なら
Flutterは日々知名度を上げていくクロスプラットフォームであると言えるでしょう。Flutterは簡単・シンプルかつ、アプリ開発をもっと容易なものに変えていくツールです。特に、異なるプラットフォームに同様なアプリを構築する場合、開発時間がグッと短縮されます。
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