2021最新!効果的なWordPressデータベースの最適化の方法
<目次>
- WordPressデータベースとは?
- WordPressデータベースの最適化が必要な訳
- WordPressデータベースの構造とは?
- WordPressデータベース最適化の方法
- 『WordPressデータベースの最適化』によくある質問
- WordPressのwebサイトを構築・運用するなら
WordPressデータベースとは?
WordPressデータベースは、ウェブサイト上全ての情報を保存する場所です。投稿やベージ、コメント、ポートフォリオ、webサイト設定、プラグイン、テーマ、画像などからごみ箱の情報に至るまで、データベースに格納されています。
WordPressデータベースの最適化が必要な訳
長期的に使用していると、投稿、スパムコメント、ごみ箱、一時的なオプションなど、無駄なデータが溜まっていき、メモリーの空き容量を減らしていきます。つまり、サイズが大きくなってしまうので、バックアップにかかる時間も長くなります。
WordPressデータベースを最適化すると、様々な利点があります。
・WordPressの動きが更に効率化する
・SEO(検索エンジン最適化)
・webサイトの起動速度が上がる
・webサイトが安定し、かつ速度アップ+スムーズになるので、ユーザーエクスペリエンスが改善される。
WordPressデータベースの構造とは?
最適化の過程におけるエラーを減らすために、WordPressデータベースの構造について簡単にご紹介します。
WordPressデータベース構造には12の主要テーブルがあります。Webサイトでプラグイン、テーマ、その他の設定を施した場合、それぞれのページに多ければ何十もの様々なテーブルが現れます。
データベースで保存している主要な12テーブル
• wp_commentmeta
コメントのmeta情報の情報
• wp_comments
webサイト上のコメント・トラックバック・ピンバックデー
• wp_links
ブログのリンク一覧
• wp_options
設定情報
• wp_postmeta
meta情報
• wp_posts
ページ、投稿、カスタム投稿などの投稿関連の主要なデータ
• wp_terms
ページやリンクのタグやカテゴリ、カスタムタクソノミーのターム名やそのスラッグの情報
• wp_termmeta
タームのmeta情報
• wp_term_relationships
投稿、カテゴリ、リンク、カテゴリリンクの連携情報
• wp_term_taxonomy
wp_termsテーブル内のタグ、カテゴリ、リンクの記述情報
• wp_usermeta
ユーザーに関するmeta情報
• wp_users
ユーザーに関する情報
WordPressデータベース最適化の方法
注意点として、プログラミングについて十分な知識がない場合、手作業によるミスを防ぐため、ブログ後半で紹介するプラグインでの最適化をお勧めします。
また、最適化を進める前に現在のWordPressのバックアップをしておいたほうがよいでしょう。最適化の過程で問題が発生した場合でも、現在のバージョンに戻ることができます。
手作業での最適化
それぞれホスティングには異なるデータベース管理ツールがあります。代表的なものは、MySQL, phpMyAdmin, MariaDBなどでしょう。しかし、インターフェースや動作方法は同様です。
ここでは、データベース管理ツールはがcPanel上のphpMyAdminの場合を例に最適化の方法をご紹介します。
<cPanel上のphpMyAdminでの最適化>
ホスティングが送るアカウントでcPanelへログインし、phpMyAdminの項目を探します。通常、cPanelホームに位置します。
アクセスした際、データベースは画像のような状態です。
続いて、
(例)OPTIMIZE TABLE ‘wp_posts’
のように入力します。‘wp_posts’部分は整理したいテーブル名にします。
現在、phpMyAdminではSQLコマンドを使用せずとも、マウスをクリックするだけで最適化することが可能になっています。手順は以下の通りです。
1.最適化するテーブル横のチェックボックスをクリック
2.メニューバーでOptimize tableを選択する
3.Goをクリック
これでデータベースの最適化は終了です!
作業完了後、phpMyAdminがOptimize table ’最適化されたテーブル名, ‘テーブル 2’, ‘テーブル xxx’
という最適化完了の確認通知を表示します。
また、メニューバーの中のRepair tableは、最適化と同じ要領で壊れたテーブルを修正します。
スパムコメントの制限
ブログなどをやっている場合、botによるスパムコメントでデータベースが一杯になってしまいます。従って、これらbotコメントの制限は大変重要です。
制限をかける場合には、WordPress DashboardでSettingsからDiscussionを開きます。
<制限の一例>
Other comment settings:Comment author must fill out name and email をクリックすると、ユーザーがコメントをする際ログインするように要求できる。
Comment Moderation:1つのコメント中のリンク数を減らす。0もしくは1を入力し、リンク数を制限する。ただし、スパムコメントが含むリンクの数は1つであることが多いです。
Disallowed Comment Keys:botのコメントによく含まれるキーワードを入力し、ブロックする。
最後にSave Changesをクリックして保存します。
プラグインでの最適化
WP-Optimize
WP-Optimizeは最適化や画像―データの圧縮、webサイトのキャッシュを作成する機能を持ったプラグインです。このプラグインがあれば、他のプラグインを合わせてセッティングする必要もなく、手作業で最適化をしなくてもよくなります。
WP Rocket
WP Rocketを使えば、キャッシュの作成、アップロードしたファイルの最適化、メディアデータのための最適化、データベースの最適化を行うことができます。
最終手段:Advanced WordPress Reset
最適化してもダメ、データベースを削除して、最初からやり直す他ない!という場合の最終手段をご紹介します。また、機能を試しに使ってみた時や、テーマのデモのデータを一括全削除する場合にもおすすめです。
設定が終わったら、ToolsのAdvanced WP Reseで当プラグインを開きます。Reset Databaseの欄に “reset”を入力するとデータの全削除が可能です。
<この作業でできること>
• 全データが削除される
• プラグインが無効化される
• テーマはデフォルトに戻り、設定したテーマは機能しなくなる
『WordPressデータベースの最適化』によくある質問
Q. 一番速いWordPressデータベースを最適化する方法は?
プラグインを使った最適化です。プログラミングに明るくない方でも、簡単かつ確実に最適化を行うことができます。
Q. WordPressデータベースを最適化してエラーが発生した場合、どうしたらいい?
Webサイトにエラーが発生してアクセスできなくなった場合、専門家など詳しい知識のある人に相談するのがベストでしょう。
Q,『お使いのサーバーの PHP では WordPress に必要な MySQL 拡張を利用できないようです。』というエラーがでる。
様々な原因が考えられますが、主なものは以下の4つです。
・WordPressとデータベース間の接続トラブル
・データベースの故障
・使用中のWordPressのバージョンが古く、対応していない
・プラグインやテーマがPHPのバージョンに対応していない
Q, データベースに関するエラーを防ぐためには?
専門的な知識がない場合、データベースに対して何か操作をする前に、webサイトのバックアップをとることが一番効果的です。
WordPressのwebサイトを構築・運用するなら
今回は、WordPressのデータベース最適化についてご紹介しました。専門知識がなくても最適化は可能ですが、エラーやバグが発生した場合の対応は専門的な知識・技術が求められます。
WordPressでのwebサイト構築・運用は弊社2NFの得意分野の一つです。日本で開発した場合と比べ費用も大幅に抑えることができ、これまで多くのお客様にご依頼いただいております。
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本記事は以下のサイトを参考•改変したものです。