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ベトナムにおける日本語教育の実態

投稿時間: 21:17, 09/08/2023

ここ数年、日本からのベトナムへの投資がとても多く、年間投資総額は40億ドル以上になっています。2019年末まで日本による投資案件は4190件に上り、投資額は579億ドルを超え、ベトナムにおける第2番目の投資国となりました。今回はそんなベトナムにおける日本語教育にまつわる取り組みや実態について取り上げます。

<目次>

・ベトナムでは日本語学習への関心が高まっている

 市場におけるその需要と将来性を受け、英語に次いで、二番目に日本語を選ぶ若者が増えています。

 2018年に行われたある調査によると、ベトナムの日本語学習者は約175000人に近くおり、世界第6位になりました。2015年の調査と比べると、ベトナムにおける日本語学習者の増加率は世界トップであると見られます。

・ベトナムにおける日本語学習者数と勉強方法

 独学または日本語センター、大学・短期大学で 学ぶなどの一般的な方法の他、留学生や技術実習生として日本に渡る人も増加傾向にあります。

 2018年、ベトナムにおける日本語教育機関は818か所(世界7位)、教師数は7,030人(世界3位)でした。

 日本学生支援機構(JASSO)による日本留学調査データによると、2018年5月1日現在、日本に滞在するベトナム人留学生総数は72,354人となりました。また、2019年には「技能実習生」として来日したベトナム人も増加しており、19万人に上っています。

・日本語が中学校及び高等学校の公式科目に

 社会ニーズに加えて、ベトナムと日本の両国政府の決意や教育管理者・専門家により、ベトナムにおける日本語教育は実を結びました。

 今より日本語がまだ注目されていなかった2003年ころから、両国政府の指導をもと、ベトナムの中高等学校で日本語教育を行うプロジェクトが始まり、今日まで10年間続いてきました。

 その結果、ハノイのChu Van An中学校6年生に対する試験的なクラスから、ホーチミン市、ダナン市、フエ市などに次ぎ、2018年までにベトナム全国で約25,000人の中学生および高校生が日本語を第二言語もしくは第三言語(7年間のプログラム)として学んできました。

・まとめ 日本語を活かすためには

 このように、経済やビジネスチャンスを受け、現在ベトナムでは日本語学習が非常にブームとなっていることがわかります。しかし、実際にビジネスにおいて日本語を活かし、日本人相手に有益な仕事をするには、ただ言語を勉強するだけではうまくいきません。言語だけでなく、ベトナムとは異なる日本のビジネスマナーや価値観、意識をも学んで初めて、仕事ができるのです。

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